2024年、フェブラリーSで日本競馬の歴史に新たな1ページが刻まれました。女性騎手として初めてJRAのG1を制覇したのは、オーストラリアを拠点に活躍するレイチェル・キング(Rachel・King)。
そんなレイチェル・キング騎手は2024年にルーク・ヒルトン(Luke Hilton)さんと結婚をしています!
この記事では、レイチェル・キング騎手の夫のルーク・ヒルトンさんや彼女のキャリア・日本での活動、そして世界で活躍する女性騎手たちについてご紹介します。
レイチェル・キング(R・キング)の夫はレーシングマネジャーのルーク・ヒルトンさん

レイチェル・キングの夫はオーストラリアでレーシングマネージャーとして活躍しているルーク・ヒルトンさんです。
レーシングマネージャーは競走馬の出走スケジュールの管理や騎手の手配をするポジション。ルーク・ヒルトンさんはビョーン・ベイカー厩舎でレーシングマネージャーとして活躍しています。
2人は2024年6月16日に結婚をしました。なんとこの日は、イギリスのロイヤル・アスコット開催の2日前!さらにその後も騎乗を続けたので、ハネムーンにも行かなかったそうです。
レイチェル・キング(R・キング)のキャリアを振り返り!いつまで日本にいる?

レイチェル・キング(Rachel King)騎手は、イギリス出身で、1990年7月31日生まれです。イギリスでアマチュア騎手としてキャリアを開始し、2014年にはさらなる騎乗機会を求めてオーストラリア・シドニーに拠点を移し、ゲイ・ウォーターハウス厩舎で見習い騎手となりました。
2016/17シーズンにはシドニー地区の見習いリーディングジョッキーとなり、2018年10月にはスプリングチャンピオンステークス(G1)でメイドオブヘヴンに騎乗し、G1初勝利を収めました。
その後も活躍を続け、2022年4月にはナイツオーダーとのコンビでシドニーカップ(G1)を制し、2023年3月にはアラパホでタンクレッドステークス(G1)を勝利しています。
日本には、2023年8月にワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)に初参加し、これが日本初騎乗となりました。
その後、2024年1月から2月にかけて短期免許を取得し、JRAで騎乗。この期間中、1月21日のアメリカジョッキークラブカップ(G2)ではチャックネイトに騎乗し、重賞初制覇を達成しました。
2025年も1月から再び短期免許を取得し、3月4日まで日本で騎乗予定です。そして、2月23日のフェブラリーSで見事日本G1を制覇しました。
キング騎手は、「日本自体が好き」と語るほど日本好き!特に堀宣行調教師からの信頼をとても嬉しく感じているようです。
レイチェル・キング以外にも世界で活躍する女性騎手はたくさん!

ミシェル・ペイン(Michelle Payne)
オーストラリア出身の女性騎手で、2015年にメルボルンカップで女性として初めて優勝し、競馬界に衝撃を与えました。
彼女が騎乗したのはプリンス・オブ・ペンザンスで、長年の努力と信念が実を結んだ瞬間でした。優勝後のインタビューでは、競馬界における女性の役割を訴え、その言葉は多くの人々の心を動かしました。
現在は騎手としてだけでなく調教師としても活躍し、競馬界に貢献し続けています。

ホリー・ドイル(Hollie Doyle)
イギリスを代表する女性騎手で、2020年に年間151勝を挙げ、女性騎手として英国競馬界の年間最多勝利記録を塗り替えました。
同年のブリティッシュ・チャンピオンズ・デーでは女性として初めて複数のレースで優勝し、その名を一躍世界に知らしめました。
さらに、2022年にはサウジカップ開催でも活躍し、国際舞台での実力を証明しました。卓越した騎乗技術と勝負強さで、男性と肩を並べて競う姿は多くのファンを魅了しています。

ジュリー・クローン(Julie Krone)
アメリカ競馬界の伝説的な存在であり、女性騎手として初めてアメリカ競馬殿堂入りを果たしました。
1993年にはベルモントステークスで女性として初めて優勝し、その勝利は競馬史に刻まれるものとなりました。キャリア通算では3,700勝以上を記録し、卓越した騎乗技術と精神力で、これまで男性が中心だった競馬界に新たな道を切り開きました。
彼女の活躍は、後進の女性騎手たちに大きな勇気を与え、今もなお多くの人々に影響を与え続けています。
これらの女性騎手たちの活躍が、現在の競馬界における女性の地位向上に大きく貢献しており、レイチェル・キングもその流れを受け継ぎながら新たな歴史を刻んでいます。
日本大好き!レイチェル・キング騎手の活躍を見守りましょう!
レイチェル・キング(R・キング)は、フェブラリーSでの勝利によって、日本競馬界に大きな足跡を残しました。
その背後には、夫でありレーシングマネジャーのルーク・ヒルトン氏の支えがあり、2人で築き上げた競馬人生がこの歴史的快挙を生み出しました。
とても日本好きなレイチェル・キング騎手。これからも彼女の活躍を見守っていきましょう。
コメント