広瀬すず出演『ゆきてかへらぬ』のロケ地を調査!茨城や神戸、鎌倉でも撮影!

2月21日公開の映画『ゆきてかへらぬ』

広瀬すずさん主演のこの作品は、大正から昭和初期を舞台に、天才詩人・中原中也と文芸評論家・小林秀雄、そして女優・長谷川泰子の青春と恋愛関係を描いています。

この記事では、エキストラの募集情報やSNSの情報をもとに、映画の撮影が行われた茨城、京都、神奈川などのロケ地を詳しくご紹介。

各地の魅力を交えながら、映画の世界を実際に体感できるスポットをお届けします。

広瀬すず主演『ゆきてかへらぬ』のロケ地を調査!

1. 茨城県

涸沼(ひぬま)自然公園(茨城町):ボートを楽しむシーンを撮影

〒311-3124 茨城県東茨城郡茨城町中石崎2263

予告編の最初に出てくるボートシーンは涸沼(ひぬま)を使って撮影が行われたそうです。

ワープステーション江戸(つくばみらい市):大正時代の街並みを再現

〒300-2306 茨城県つくばみらい市南太田1176

ワープステーション江戸は、茨城県つくばみらい市に位置する撮影専用施設です。

2000年に「歴史公園ワープステーション江戸」として開園し、当初は一般公開されていましたが、2020年3月31日をもって一般公開を終了し、現在は映画やドラマのロケ地として運営されています。

戦国時代から昭和時代までのオープンセットがあるそうです。

大洗町周辺 

先ほど紹介した涸沼に面した町です。

2. 京都府

東映京都撮影所周辺

〒616-8163 京都府京都市右京区太秦西蜂岡町9

日本最大級の映画撮影所です。敷地面積は約2万2千坪(約72,600平方メートル)で、19のステージを備えています。 

また、敷地内には一般公開されているテーマパーク「東映太秦映画村」があり、江戸時代の町並みを再現したオープンセットや、映画・ドラマの撮影風景を見学することができます。

右京区花園周辺(妙心寺の参道):寺院沿いの道を歩くシーンを撮影

〒616-8035 京都府京都市右京区花園妙心寺町1

妙心寺(みょうしんじ)は、京都市右京区花園妙心寺町に位置する臨済宗妙心寺派の大本山です。1337年(建武4年)、花園法皇が自身の離宮を禅寺に改め創建されました。

このシーンが妙心寺か?

法堂の天井には、江戸時代の絵師・狩野探幽による「雲龍図」が描かれており、どの方向から見ても龍がこちらを見つめているように見える「八方睨みの龍」として知られています。

3. 東京都

神保町駅周辺

〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2丁目

北区王子駅周辺

〒114-0002 東京都北区王子1丁目10−18

4. 神奈川県

川崎駅周辺

〒210-0007 神奈川県川崎市川崎区駅前本町26−1

鎌倉周辺

横浜石川町駅周辺

〒231-0062 神奈川県横浜市中区桜木町2丁目2

5. 栃木県

EDO WONDERLAND 日光江戸村

〒321-2524 栃木県日光市柄倉470−2

EDO WONDERLAND 日光江戸村は、栃木県日光市に位置するテーマパークで、江戸時代の町並みや文化を再現しています。1986年4月23日に開園しました。

園内には、街道、宿場、商家街、忍者の里、武家屋敷などが忠実に再現され、訪れる人々はまるで江戸時代にタイムスリップしたかのような体験ができます。 

忍者や侍、町人などに扮したスタッフとの触れ合いや、さまざまな体験イベントを通じて、江戸の生活や文化を肌で感じることができます。

6. 静岡県

東伊豆

7. 兵庫県

神戸迎賓館 旧西尾邸

広瀬すず出演『ゆきてかへらぬ』のロケ地を調査!茨城や神戸、鎌倉でも撮影!
〒654-0067 兵庫県神戸市須磨区離宮西町2丁目4−1

神戸迎賓館 旧西尾邸は、兵庫県神戸市須磨区に位置する大正時代の洋館で、1919年(大正8年)に貿易商・西尾類蔵氏によって建設されました。 設計は、初代通天閣を手掛けた建築家・設楽貞雄氏が担当しています。 

現在は、結婚式場やフレンチレストラン「LE UN(ルアン) 神戸迎賓館」として利用されており、歴史的な建築と美しい庭園が特別な時間を提供しています。

神戸大学兼松記念館

〒657-0013 兵庫県神戸市灘区六甲台町2−1

神戸大学兼松記念館は、兵庫県神戸市灘区六甲台町に位置する歴史的建造物で、1934年(昭和9年)に竣工しました。

兼松記念館の建設は、総合商社である兼松株式会社の創業者、兼松房治郎氏の社会貢献活動の一環として行われました。

2003年(平成15年)3月18日には、兼松記念館は国の登録有形文化財(建造物)に指定され、その歴史的価値が認められています。

広瀬すず主演『ゆきてかへらぬ』の見どころは?

出逢ってしまった。 

駆け出しの女優、長谷川泰子は、不世出の天才詩人、中原中也に出逢ってしまった。

中也に出逢うということは、後に日本を代表することになる文芸評論家、小林秀雄に出逢ってしまうことだった。

舞台は大正から昭和初期にかけて。

駆け出しの女優・長谷川泰子(広瀬すず)と早逝した天才詩人・中原中也(木戸大聖)、そして中也の友人であり最大の理解者であった日本を代表する文芸評論家・小林秀雄(岡田将生)。

3人の才能溢れる男女が織りなす恋と青春模様の映画です。

長谷川泰子と中原中也は同棲をしている恋人同士でした。しかし、泰子は中也の友人である小林秀雄に強く惹かれていきます。

そして、ついに泰子は中也の元を去り、小林秀雄と恋人になるのでした。中也は深く傷つき、激しく嫉妬します。

そしてその心の傷と嫉妬心を代表作『汚れつちまつた悲しみに……』へ昇華させるのです。しかし、酒に溺れていった中也は若くして亡くなるのでした。

結局、泰子と小林秀雄の関係も長くは続かず、それぞれ別の相手と結婚をしています。一説には小林秀雄の酒癖の悪さや暴力が原因だったということです。

後年、小林秀雄はこの時期のことについて深く語ろうとしませんでした。しかし、中也を亡くしたことや泰子との関係には小林秀雄自身も深く傷つき後悔をしていたようです。

最初のボートシーンが涸沼で撮られたと思います

ちなみに『ゆきてかへらぬ』は、後に長谷川泰子が中原中也との恋愛について語った本のタイトルから取られています。

興味があればそちらの本も読んでみてください。

ロケ地で『ゆきてかへらぬ』の世界を体感しよう!

映画『ゆきてかへらぬ』のロケ地は、作品の雰囲気をそのままに感じられる特別な場所ばかり。実際に訪れることで、スクリーン越しでは味わえなかった情景や空気感を体験できるはずです。

ぜひ映画のシーンと照らし合わせながら、ロケ地を巡ってみてください。あなたの「お気に入りのシーン」をリアルな風景とともに味わうことで、新たな映画の魅力が見えてくるかもしれません!

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